こんにちは。石屋のけんすけこと清水健介です。
ゴールデンウィークは皆さんいかがお過ごしだったでしょうか?僕はといいますと、ほぼほぼ通常営業しておりまして、埋葬が数件にお客さんに会ったりとそれ以外はずっとPCの前で作業でした。
ゴールデンウィークが明けますとやっと皆の予定も会うわけで昨日は山梨のほうまでゴルフに行ってきました。全国優良石材店の会の吉田会長と快晴の中でゴルフを一緒にさせていただきまして非常にいい時間を過ごさせていただきました。
今年は桜の開花が遅かったらしく、まだ桜も咲いていまして富士山と桜というなんとも贅沢なゴルフでした。
お墓にアリが大発生!
こうやってブログを書いていますと見ていただいている方からお墓に関するご質問があります。今回は“アリ”がいっぱい墓所内に巣を作ってしまっているという事例でした。
なぜ??自分のところだけ??何か問題があるのではというご質問でした。お墓のことですのでやはり気になってしまいますよね。
僕もお世話になっているお寺さんでアリの大発生に見舞われたことが何回もありまして色々な記憶を思い出してみました。
その記憶の中で思ったことはアリが巣を作るところはいつも同じところのような気がするということでした。
正直アリの生態については詳しくないのでなんともいえないのですが、越冬するのかな?巣はずっとそこにあるという感じがします。
雑草が生えるメカニズムと非常に似ているのですが、土が柔らかくなっているところ、目地の隙間などが巣を作りやすい場所と言えそうです。
すいません…。確証はないんですが経験則でモノを言っております。
なので一度雑草が生えたり、アリが巣を作った場所は繰り返し作られてしまうので厄介です。
解決策としてはアリに効く薬を使うというのも一考でしょう。
アリの巣コロリ
これすごいです。効き目はイイと思います。
まぁお墓に関することはその人それぞれの宗教観念や心情など様々なことを加味しなくてはいけないので「薬まいときゃいいんですよ」みたいに軽くはやっぱり言えませんね。
ではどうするか。いくつか方法を考えてみます。
この写真はお墓の階段の写真ですが、セメント目地が取れてしまった箇所にアリの巣がありますね…。こういう時はセメント補修をしてみましょう。ただ、アリは他の出口を見つける可能性がありますね。
では先ほどのような大部分に巣ができてしまっていた場合。対策としては砂利をすべて取りまして、土の表層を数センチ削って、コンクリートを打つのも手だと思います。雑草対策にもなりますしね。ただ、コンクリートの厚みがあまりない場合には数年後に割れる可能性もあるわけです。
もう完璧にやりたいという方は。ちなみに新規にお墓を建てる時にはうちの会社ではこのような工法をとっています。
昔はこのようなお墓の空間へは埋め戻し方法として土を使っていました。でも今回のテーマのアリや雑草対策として特別なご用命がなければ“砕石”での埋め戻しをしております。
こんな感じです。タオルが上にのってしまっていてすみません…。
はい。これなら雑草のはえる余地がないわけです。
砕石の下には水抜きの穴が基礎コンクリートを貫通して地面に達していますので水が溜まることもありません。その上に化粧砂利をまきましてこのような完成となります。
新規での建墓工事ではいいのですが、お墓が建ってから数年後にこの工事をするには土を30センチ以上とってから砕石をいれます。状況によっては基礎工事の追加も必要になるかと思います。
アリの巣コロリの何十倍かの費用がかかってしまいますね…。
ただ、いかんせお墓の心配は気持ちの問題でもありますのでその方に応じた対応をさせていただければと思います。
それではまた!
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<追記>思い出したので書きたしておきます。ある特定の地域などではお墓は大地と呼吸をするものとの認識があるところもありました。なので全面コンクリートをすることはもってのほか。砕石も自然物ならOK、コンクリートの再使用のようなリサイクル品はダメ。墓地の埋め戻しはすべて天然物に限るのようなしばりもあったりします。当然除草剤とかもNG。そういう場合は…。
気合いです!
これから雑草がグングン伸びていく季節。除草剤がダメなら気合で刈り取るしかないわけです。でもアリの駆除はさすがに気合いではな…と思うのですがね…。僕としてはアリの巣コロリがおすすめなんですけどね。ちなみに一日のうちで何回もお墓参りに行く地域もあるとのこと。なのでその都度お墓の変化を見てみてご自身の考え方、心情とのご相談をしてから対処を考えたほうがいいですね。
あっ うちの会社のサーバーの調子がなんか悪いです…。一時的に繋がりにくい状態みたいです…。そんな午前1時です。
それではまた!おやすみなさい。
追記の追記 ヒアリについて
2017年6月くらいからでしょうか。危険な外来種としてヒアリが日本の色々な港で確認されたと報道があります。
お盆などで帰省されお墓参りをされた時などアリの巣がお墓にいっぱいで不安がられる方も多くいるかとは思うのですが、いまのところお墓でヒアリが確認されたとの情報はありません。アリが巣を作っているとすればそれは在来種です。※日本に前からいたアリということ。テレビ情報で恐縮なのですが、在来種のアリの数 > ヒアリ だと在来種が勝つらしいです。数の論理なので巣をつくらせないで爆発的に増やさないことが重要らしい。
なので巣を作っているアリ=ヒアリという認識でなくて大丈夫です。僕の妻の実家は尾花沢にあります。少し前にお墓参りに行ってきたのですが、周りは自然そのもの。なので当然土は豊富にあって巣は作りやすい状況です。もしアリに巣を絶対に作ってほしくない!ということであればガチガチにコンクリートで回り、基礎などを固めて土の部分を排除するしかないのかもしれません。やはり前述したようにご自身の考え方、心情とのご相談をしてから対処を考えたほうがいいですね。
それではまた!
この記事を書いた人
- 創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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