お墓を直すタイミングっていつ?

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おはようございます。久しぶりの投稿になってしまいました。石屋のけんすけこと清水健介です。

2月頃からでしょうか。なんだかんだで忙しく休む日もあまりないまま4月が終わろうとしています。ゴルフは数回行ってるんですけどね…。

奥さんはというと事務で会社にベッタリだったわけでどこへも行っていない…。基本ゴールデンウィークもない。そんなわけで時間をつくって先日二人で温泉へ行ってきました。久しぶりの二人での旅行です。うちの会社も自宅も街道沿いなので1年365日車の音がします。波の音が聞こえる部屋というのはなんとも新鮮で波の音とともに眠りに入りました。久しぶりの旅行だったのでゆっくり夫婦で過ごせ良い時間でした。

温泉からは海が見えました

さて、旅行から帰ってきますと案件は色々入ってきます。最近の情勢のせいでしょうかお墓の承継、お墓のありかたについての問題をともなったものが多いです。

うちの会社では今までの納骨記録をとっており、蓋が重かったことや埋葬できる残りのお骨甕の数などを記録してあります。ほとんどのお墓が通常埋葬できるものなのですが、中には数件「もう埋葬できない」というお墓もあるわけです。

お墓でお骨を埋葬する場所を「カロート」というのですが、地域によって形状は様々です。このブログで以前より書いているのですが、東京はもちろんのこと関東ではお骨を全骨収骨して骨がめでお墓へ収めます。

全骨収骨・骨がめでの納骨ということなので前述のカロートの容積が絶対的に必要となります。歴史が古いお家や過去に埋葬した人が多いところではカロート内がいっぱいということもよくある話です。

よく骨がめの中を空けて土に戻してほしいという要望があるのですが、土に戻る(分解)までは相当な年月が必要です。…というか特定下の状況を除いて分解されないというのが経験上の僕の答えです。日本では火葬ですのでバクテリアは死滅してしまうし、骨は焼くことでセラミック状になってしまい分解されずらい状態になるんだと思います。

そんなわけなので土へ還すにしても場所を取るんです。穴を深く掘るにしても更地の状態とお墓がすでに建っている状態での作業は天と地との差。狭い状態とでは掘るにしても限度があります。

こうなってくると埋葬することができない…。という可能性が出てくるわけです。もしくは1人、2人は大丈夫だけどその後は…。ということになってくるわけです。

そのご家庭の事情を考えて最適な提案をしなくてはいけないと思っています。ですが、どうしても入らないケース、物理的に容積がない場合は無理です。

この場合にはお墓のカロートのリフォームのお話をしております。全部を変えなくてはいけないというわけではありません。石塔はそのまま使えばいいんです。

お墓の大きさにもよるのですが、東京では面積がそこまで大きいところはあまりないので石塔以外の場所をカロートと共に直すケースが圧倒的に多いです。

墓石、墓誌以外を外柵と総称します。

では物理的に埋葬が不可能で外柵・カロートのリフォームをしなかった場合にはどうなるの?

当然のことながらこれが問題になってきます。

  1. お寺さんに預ける場所があった場合そこで保管
  2. ご自宅での保管
  3. お骨をパウダー状にする
  4. 散骨等

現実的にはこれでしょうか。2が圧倒的に多いと思います。1人は置けるかもですが、2~3人分となったらどうでしょうか。3は心情的な問題。4はお寺さんと協議の上という事になると思います。

自分が亡くなることも含めてあといくつ骨がめが入れるかを計算しなくてはいけないんですね。今新規にお墓を作る場合にはこのヒアリングを綿密に行います。また地面へお骨を直接まき物理的に納骨が不可能にならないような建墓をしています。昔のお墓ほどこの計算がゆるゆるで全然入らないケースが多いのです。

生きている時から亡くなった時のことを考える。非常にしんどい計算です。

でもこれが現実なわけです。このような話を懇切丁寧にすることが最近ものすごく多くなっています。

HP⇒板橋・練馬でお墓を建てたい。墓所リフォームのことなら清水屋

blog⇒石屋のけんすけブログ

この記事を書いた人

清水 健介
清水 健介この記事を書いた人
創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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