自分の親も年をとっていく。高齢化社会を身近に感じる。

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こんにちは石屋のけんすけこと清水健介です。

突然ですが、先日父が倒れました。

お風呂で。

正確にはお風呂のイスに座ろうとしたところ、勢いがついたのか、足で踏ん張れなかったのか、バランスを崩して後ろに倒れたということです。

その結果、頭頂部を6センチほど切り、6針縫うことになりました。脳波などに問題はなく大丈夫だったようです。母親もものすごい音がしたとのことですぐに駆けより、僕も近くに住んでいるので救急車を呼び迅速な対応ができたため大事には至りませんでした。

頭の傷は痛々しく父も少し落ち込んでいる様子でした。今しきりに高齢化社会と言われていますが父もまた年齢とともに周りが支えていかなければいけない時にきていると再認識しました。

それぞれの家庭でのバリアフリー

バリアフリー 英語でかくとBarrier freeとなります。社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策だそうです。

以前、自分が捻挫や腰を痛めたときなどに普段歩いている道にこんなにも傾斜がついているものかと思ったものです。本当に足首や腰が痛すぎて道路の水勾配のためにとってある傾斜を憎らしく思いました。「相手の気持ちになって考える」という言葉は最近よくつかわれる言葉ですが、自分でその状況を体験できないとなかなか難しいと感じた出来事でした。現実は想像をはるかに上回るわけです。

うちの実家は古くバリアフリーの“バ”の字のかけらもない時代のものなので、段差は多く当然手すりなどは皆無です。手すりも自分達が使いやすいものではなく、当然ながら父親設計に合わせなくてはいけないですよね。それは通常より10センチ低いものかもしれない。お風呂場の足元は滑りにくく、手すりもあったほうがいいかもしれない。お風呂のイスを高くすると鏡の位置も変更するかもしれない。これから様々なことを考えなくてはいけないと思いました。

今回のことでは、もし父親が一人暮らしで意識を失っていたら?などと考えるとゾッとします。

そんな状況を誰かは考えているもので、電気ポットをネットにつなぐというアイデアを思いついたそうです。何故か?生活習慣にもよると思うのですが必ずお茶などを飲むためにお湯を沸かすからです。お湯を沸かしていない時間がかなりあると何かあったのかもしれないということ。定期的にお湯を沸かしている状況はスマホで簡単に確認でき安心できるということです。

100家庭があれば100答えが違う問題だとおもいますが社会の高齢化うんぬんよりまず自分の両親から。両親の生活のしやすさを考えつつ、怪我をしない家の在り方を模索していこうと思いました。

父は頑固だし自分が年をとってきて弱ってきているということを認めたくないだろうな…。どういうサポートの方法がいいか。周りがどう接していくか考えさせられるね。

もしこのブログを読んでいただき、ご両親などの生活環境について考える1つのきっかけとなっていただければ幸いです。

この記事を書いた人

清水 健介
清水 健介この記事を書いた人
創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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