梅雨で湿気が多いですが髪の毛を切ったのでクルクルしていない石屋のけんすけこと清水健介です。こんにちわ。
梅雨ではありますが雨があまり降らないので助かっています。基礎工事もはかどっています。
基礎工事が終わって重要なこと。
はい。お掃除です。水洗いです。お掃除する場所は周りだけじゃないんですよ~。職人が歩いた場所、足をついた石などすべてです。当たり前のことなんですけど、こういうことは手間がかかるけどしっかりやります。参道はみなさんでの共有のものなので綺麗にしておきたいですからね。
時にはデッキブラシを使って磨くこともあります。工事やる前より綺麗になってしまうこともあったり(笑)
さてさて、今日はお墓の形の話。お客さんからよく聞くこと。普段お墓のこと考えてないし…よくわからないということです。当然1つ1つ説明していきながらお客さんには話をしてどのような形にするかを決定していただきます。この形の話、すごーーーく深く突っ込むと1日2日では終わらなくなる。僕が今回言いたいことは
あなたの好きなのつくっていいんだよ。
ということ。
隣と同じ形ではあったとしても あなたの大切な方が亡くなっているのなら、その方のことを思って作ればいい。生前に建てるのであれば自分達が亡くなってお墓参りに来てくれる人のことを考えてつくればいい。花柄を加えるもよし、一言コメントを刻むのもよし。そうすればあなただけのお墓になります。
“特段の制約”がなければお墓の形にルールはないと考えてもらえればと思います。
ただ、1つ僕が考えている重要なこと。
崩してデザインを色々やることはいいと思うのですが、基本・基礎があっての崩しです。
お墓は昔からの形があります。
このような形を先人が作った時、色々な想いを込めこの形にたどり着いたのだと思います。当初は色々なものがついていたのかもしれないのですが、余分なものをそぎ落とし、そぎ落としこのデザインに落ち着いたのだと思います。そして本当に長い間 形が変わっていない。1つの究極の形なんだと思っています。
今、五輪塔での墓所製作の依頼があるので再びこの形とにらめっこしています。この五輪塔を見るとそのような基本に立ち戻らさせてくれるんですよね。
新しいデザインのお墓の形を作る時には、昔の人達が五輪塔の形に込めた想いを注入できればと思っています。時代によってデザインは変われど、亡き人への感謝、弔いの精神は変わっていませんからね。
上の画像はCAD図面から出していたんですがギボシ部分がブーちゃんに見えたんで鉛筆で書いて手直ししてみました。
おまけ。
こんな案件もあります。石を自然石に見立てて割肌で仕上げてもらいたい。そこに穴をくりぬいて。
話としてはこれだけ。さてさて、その想いをどう形にするか…。重版出来にでてくるピーヴ遷移みたいな絵になってしまっている…。
ではまた明日!
この記事を書いた人
- 創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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