お墓も家も相手方のほうへ出っ張っちゃダメよ。
こんにちは。石屋のけんすけこと清水屋5代目予定の清水健介です。僕の自己紹介についてはこちらをご覧くださいね~。今日はこんな姿でスタートです。
ここへお墓を建てるのですが問題が…。
なんか色々、出っ張ってるんだよね。根石のコンクリート部分も相当出てるし。あーーあ。霊園などは計測がちゃんと行われていますし、ピシっと施行が普通はできます。しかし、お寺さんの仕事ではそのお寺さんの古い歴史の中で色々な会社が過去に建てたものと向き合わなくてはいけない時があります。
これは見えなくなる部分だからある程度の感じでやったという例ですね。石の自然な状態を見せるためにコブ出しという加工方法はあります。それを自分の敷地内でやることはOKなのですが、他の土地へ越境してやることは当然ながらNGです。
これを切り取る作業をしていました。出っ張り部分は5分から1寸(1.5~3㎝)ほど。こりゃひどいわな。昔のたち上げ基礎のよくある特徴としてジャンカが出てます。※ジャンカとは コンクリート表面に砂利のガチャガチャしたものがでていること。コンクリートを流す際に枠を叩く、振動を加えるなどをして水分を均等にして表面が滑らかになるようにしなくてはいけない。これの詳細は今度解説しますね。
心なしか顔も曇っていますね…。石材用の電動カッターを使って切り込みを入れてノミなどを使って出っ張った部分をとっていきます。(当然切り取る了解は得てますよ~。)
石って本当に硬いんです。
ちょっとやってとれればいいんですが全然そんなわけにはいかない。
コンクリート部分は電動のブレイカーというものを使って出っ張りをとっていきます。
色々なお寺さんに行って仕事させていただきますが平成に入っての仕事でこのように出っ張っているということはほとんどない気がします。違う会社さんの仕事を見ても、むしろ昭和の40~50年代くらいの仕事のほうが荒い気がする…。立ち上がりのコンクリート基礎なども他の人のお墓にくっついてもお構いなしだもんね。時代がそうだったのかな…。そういうのが時限爆弾のように何十年後に来るわけですね。ちゃんと綺麗にしてあげましょう。
こんくらいになっていればいいでしょう。うちはギリギリではお墓は建てずいくらかお墓とお墓の間を空けるので余裕があればOKです。基本5分(1.5センチ)空きで設定します。
※お寺さんのルールで隣のお墓とお墓の間をゼロにしてという場所があります。これだと本当にミリ単位で合わせなくてはいけないので大変になりますね。
ふぅ…お疲れ様でした~
今日のちょい+
レモンツイストって知ってます?コーラにレモン入っているやつ。普段はコーラ飲まないのですが疲れている時に時々飲みたくなります。今日はレモンではなくこれ。
沖縄のシークァーサーで割ってみました。イイ感じ。ぜひお試しあれ!
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この記事を書いた人
- 創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
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